光ファイバーでは、しばしば屈折率と呼ばれる言葉が登場します。
そこで今回は、光ファイバーの屈折率とは何かについて見ていきましょう。
▼光ファイバーの屈折率が意味するもの
光ファイバーの屈折率には、重要な意味があります。
▼屈折率と光ファイバーの関係
屈折率を簡単に言うと、「光が物質の中を進む速度のこと」です。
光は物質の中に入ると、速度が遅くなる性質を持っています。
この速度を表すのが屈折率で、屈折率が大きいほど、光は進みにくくなるというわけです。
したがって、光ファイバーをスムーズに利用するには、屈折率をいかに小さくするかがカギと言えます。
■光ファイバーケーブルの構造
さまざまな情報の送受信を行う光ファイバーケーブルは、いくつもの素材でできています。
その最大の特徴が、屈折率の高い素材を真ん中に、周囲を屈折率の低い素材で包んでいることです。
中心部分に屈折率の高い素材を持ってくることによって、光ファイバーケーブルの中を通る光は早く進めます。
さらに、光ファイバーケーブルに光を当てることで、異なる屈折率の素材が反射しあって光が進んでいくのも特徴です。
■光ファイバーの屈折率を大きくするには?
光ファイバーケーブルの中を通る光は、まっすぐのときに最もスムーズに進みます。
そのため、ケーブルが長いからと束ねていると、通信が遅くなる可能性が大です。
通信速度が上がらないと感じたときに、光ファイバーケーブルを束ねていたら、一度まっすぐに伸ばしてみてはいかがでしょうか。
▼まとめ
「屈折率という言葉を授業で聞いたけれど、何のことか覚えていない」という方も多かったことでしょう。
これで、屈折率が光ファイバーにとって、重要な意味を持つことがわかりましたね。
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