電気工事に興味はあるけれど「何の知識もない」とお悩みの方もいらっしゃるようです。
電気工事では専門の用語もありますので、働く前に覚えておけば安心ですよね?
今回は「短絡と地絡」について、意味や違いなどを解説させていただきます。
▼短絡と地絡
■短絡とは
短絡とは別名「ショート」のことで、電気に関連する言葉として聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。
短絡とは電位差のある2点が接触してしまった状態のことで、電気の通った線同士をくっつけると「パンッ」と火花が生じます。
この短絡が生じると本来の電圧よりも大きい電圧が流れるので、機器が損傷したり火災の原因になることもあります。
■地絡とは?
地絡とは電気回路と地面が接触することで、電気が流れることを指します。
樹木などに電気の流れる部分が接触して、発生することが多いです。
本来は流れるはずのない場所へ電気が流れるので、誤ってその部位に接触すると感電する恐れがあります。
また家庭の中でもこの地絡電流が起こる可能性があり、水周りの電気機器(洗濯機や冷蔵庫)では注意が必要です。
▼まとめ
短絡は「電位差のある2点が接触してしまった状態」、地絡は「電気回路と地面が接触した状態」を表します。
短絡も地絡は電気回路の接触部位に違いがありますが、共に気を付ける必要のある状況なので覚えておきましょう。
株式会社田中通信電設では、未経験でも積極的に正社員登用を行なっております。
電気の取り扱いや安全にまつわる知識など、教育環境を整えておりますのでぜひご応募ください。